ファイナンシャル・プランナー(FP)資格を目指す方が必ず悩むのが、「日本FP協会」と「きんざい(金融財政事情研究会)」のどちらで受験すべきかという問題です。この記事では、それぞれの特徴や違い、おすすめポイントをわかりやすく解説します。
そもそもFP試験とは?
FP試験は、資産運用・保険・税金・不動産・相続など、生活に密接に関わるお金の知識を体系的に学べる国家資格です。2つの実施団体(日本FP協会ときんざい)があり、どちらで合格しても資格の価値や効力は同じです。
日本FP協会ときんざいの違いを比較!
項目 | 日本FP協会 | きんざい(金融財政事情研究会) |
---|---|---|
実技試験範囲 | 資産設計提案業務(総合型) | 個人資産相談業務、保険顧客資産相談業務など(専門型) |
合格率 | 高め(例:3級実技80%台) | やや低め(例:3級実技40~50%台) |
難易度 | 広く浅く、総合的な知識が問われる | 分野ごとに専門性が高い |
おすすめ対象 | 幅広い知識を身につけたい人、独立志向 | 金融・保険業界勤務、専門分野を深めたい人 |
受験会場 | 独自設定 | 地区ごとに細かく設定 |
合格証書 | デザインが異なるが、どちらも国家資格 | 同左 |
どちらがおすすめ?選び方のポイント
日本FP協会がおすすめな人
- 金融業界・異業種問わずスキルアップしたい
- 独立系FP(IFA)を目指している
- 顧客の幅広い悩みに対応したい
- 金融リテラシーを幅広く高めたい
- 合格率の高さを重視したい
きんざいがおすすめな人
- 勤務先(銀行・保険会社など)から指定されている
- 生命保険や中小企業など特定分野の知識を深めたい
- 専門性をアピールしたい
- 難易度の低さ(きんざいの実技は知識問題が多い)を重視したい
合格率・難易度の違い
- 日本FP協会の実技試験(資産設計提案業務)は合格率が高い傾向にあり、初学者や幅広く学びたい方におすすめです。
- きんざいの実技試験は分野ごとに専門性が高く、合格率はやや低めですが、業務で必要な分野に特化したい場合や、勤務先の要請がある場合に向いています。
まとめ:自分の目的に合わせて選ぼう!
- 幅広く学びたい・独立志向 → 日本FP協会
- 業務で指定がある・専門分野を深めたい → きんざい
- とにかく合格しやすい方がいい → 日本FP協会(実技の合格率が高い)
どちらで合格しても、取得できる資格の価値や効力は同じです。自分のキャリアや目的に合わせて、最適な団体を選びましょう!
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